首都圏小児救急の惨状

http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2006/11/2_1ad5.html

×都立母子保健院 - 世田谷区
 閉院


×東京臨海病院 - 江戸川区
 小児科救急診療体制 完全休止のお知らせ


×国立東京災害医療センター
 平成18年11月1日より小児科常勤医が不在になります。


×佐々総合病院
 小児科当直終了のお知らせ


×多摩南部地域病院 - 多摩市
 ※現在入院は休止しております。

燃え尽きて退職する小児科医が続出する中、2年前より一次救急は医師会の夜間診療所で対応してもらうように患者に勧めるようになりました。
しかし首都圏の人々の意識は「高度な医療を受けるのは国民として当然の権利」「医者は患者を診るのが仕事だろう」と考えているのか、看護師が電話対応で医師会を勧めると「てめぇら診ないのか!ふざけんな!」など怒鳴られることが多々あると聞いています。

地方は医師の絶対数が少ない点が問題ですが、首都圏の場合は区民の「権利意識」が一番の問題と思います。小児科医の数は少なくないはずなのに、勤務医は疲弊し戦線離脱する人がなんと多いことでしょう。

「留保なき生の肯定」を叫ぶBlogの人に話を聞いてみたい気もするけれど、デリダデカルトポパー、と哲学者の名前がずらずら出てくるだけな気がするので遠慮しておく。



参考:「泣き言は認めません」→「じゃあ、いいです」
http://d.hatena.ne.jp/REV/20061031#p1