あることわざ辞典の隣り合った項目。対立することわざっていうのもおおいが、ここまで身も蓋もないのは珍しい。
客キモイ
「客キモイ。マナーとルールと法律守れ。店員のことも考えろ」 VS 「"そのキモイ顧客が含まれる集団"が相手だから、お前は飯食えてるんだろ。文句言うな」
やられたら
「やられたんだから、やられた側の気が済むまでやりかえす権利がある」 vs 「やられたからといってやりかえしたらやった方と同レベルになる」「やられたなら、やられた痛みがわかるはずだ」
そっちこそどうなんだ*1
「相手の論点に直接反論せず、相手の言動が主張と矛盾していると指摘して相手の論点の信用をなくそうとする論理的誤謬*2」 vs 「オマエだってやってるのに、俺に文句をいう資格があるのか」
原価厨は小麦粉食え
「原価は安いんだから値引きしろ」 vs 「原価が掛かったからといって高値をつけていいわけがない。ここは共産主義国じゃない。資本主義国家だ」
ハンロン vs ニーメラー
「愚かさで説明がつく事例に悪意を推定するな」 VS 「悪意があろうとなかろうと、この表現は"悪意"を世界に広め"悪"を助長するのだ」