ドクトリン

http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/archives/813
第二次世界大戦中の戦車といえば、アメリカのM4シャーマンソ連T-34、独逸の猛獣シリーズ、日本のチハたん等が有名かな。
もともと、M4は歩兵支援の戦車、猛獣は対戦車戦闘に特化した重戦車、T-34はまあ、中戦車というか現代のMBTに通じるというか。チハたんは大陸打通用だったかな。アメリカ的には、歩兵の敵をM4で倒し、戦車は、えーと、砲撃とか戦闘爆撃機で倒すつもりだったのかなぁ。アメリカの場合、猛獣相手には5倍のM4で立ち向かえ、という指令があったとかなかったとか。戦車戦では、どこを狙うとか狙わないとか、そういう話だけでなくて、「猛獣が出たから退却して戦闘機よぼうぜww」みたいな何か。こう、飛び道具があれば、戦車自体は性能を落とし量産性を重視し、結果として優勢に立つ、と。それもひとつのドクトリン。一方、


「諸君、佐藤烈兵団長は、軍命に背きコヒマ方面の戦線を放棄した。食う物がないから戦争は出来んと言って勝手に退りよった。これが皇軍か。皇軍は食う物がなくても戦いをしなければならないのだ。兵器がない、やれ弾丸がない、食う物がないなどは戦いを放棄する理由にならぬ。弾丸がなかったら銃剣があるじゃないか。銃剣がなくなれば、腕でいくんじゃ。腕もなくなったら足で蹴れ。足もやられたら口で噛みついて行け。日本男子には大和魂があるということを忘れちゃいかん。日本は神州である。神々が守って下さる…」

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%9F%E7%94%B0%E5%8F%A3%E5%BB%89%E4%B9%9F

これが日本のドクトリンw

ちょっと追記

このへんのことは、時折POSTしていたような気も。
どうしても、原理主義的になると、
「百発百中の砲一門は、百発一中の砲百門に勝る」
と砲一門で前線にジンギスカンだったり、
「戦闘は、戦力を揃える時点で勝敗が決まる。迫撃砲1万門に戦車千台に航空機に、敵を圧倒する布陣をせねばならぬ。集められない?そんなひどい!」
みたいなオチになる。


だからといって、アリモノでなんとかしようというドクトリンを口に出すと、原理主義者たちの総攻撃に合うわけだ。大和魂が足りないとか、ランチェスタ不足とか。まあ、絶対死守命令を下して喜んでいる首脳を選んだ民意ということで。