ブギーポップとコカ・コーラの頃

最近、マクドナルドで藤田田氏を持ち上げ、原田氏を貶す記事を目にする機会が多い。しかし、思い出してみると…


 東京から一時間半ほどの所にスーパーがあった。敷地面積400坪くらいの、地方にしては小規模な店舗で、そこには、食品スーパーと、文具店を兼ねた書店、そして小さなマクドナルドがあった。テーブルが5,6の小さな店舗だ。その書店で、平積みされたブギーポップを買い、マクドナルドでハンバーガーセットを食べながら読んでいた覚えがある。ブギーポップは笑わない、夜明けのブギーポップ、ペパーミントの魔術師。マクドナルドといえば、東京などの大都会や、地方でも中核都市の繁華街にしかないと思っていたマクドナルドが、こんな場所に出店しているっていうのはちょっと驚きだった。新聞だかテレビだかで、日本マクドナルドが出店を加速しているっていう話を流していたが、それを実感する思いだった。そう。それは、ブギーポップが界隈を賑わしていた頃。


2004年より、日本マクドナルド株式会社CEOとなる。前任の創業者社長である藤田田が進めてきたバリュー戦略の見直しを次々に打ち出した。行き過ぎた安売りで失墜したマクドナルドのブランドイメージを短期間で建て直したとされた

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E7%94%B0%E6%B3%B3%E5%B9%B8

だから、「藤田田はブランド維持戦略、原田泳幸は安売り戦略」という『単純な図式』には、あれ?と思うのだ。どっちでもいいけど。