97年頃のデジタルカメラ

このへん、本当はきちんと書くといいんだろうけど、きちんと書かない。
97年頃、非オタにこんなことを聞かれたことがある。
「海外旅行行くんだけど、デジカメとAPS、どっちがいい?」
皆で
「「「APS!」」」
って答えたものだ。

APSが発売されたのは、1996年の4月。APSカメラは、それなりに洗練されていて、フィルムを持参すればそれなりに撮影はできた*1。一方、当時のデジカメは、CAMEDIAの80万画素が定価13万円*2 。これで、2L版がやっと*3。さらに、露出はシビアだし、彩度も低め。高価なメモリカード*4を買うか、PCを持ち歩かないと枚数制限はきつく、そして、単三電池四本。これが結構減る。

つまり、
APS:軽い本体+リチウム電池+フィルム
デジカメ:重くて大きい本体+大量の単三電池+高価なメモリカード(もしくはPC)
だった。


まあ、界隈はQV−10で撮影した画像をHPにアップするような連中ばっかりなので、デジカメ買っていたけど、まだまだデジカメは一般人にオススメできる代物ではなかった。


プロダクトとして、(コンパクト)デジカメがこなれてきたのは、リチウムイオン搭載*5になってから、IXY DEGITALの頃からかなあ。

http://www.bcn.co.jp/press/press.html?no=142