社会構造

社会構造は、権力者(≒抑圧者) vs 民衆(≒被抑圧者) と単純化され、少数の権力者の富と権力を、多数の民衆に移転して、よりよい社会を作ろう、となる。
ところがところが、実態として、企業やら国家やらの手先として、「抑圧」に協力し、給料を受け取ったり、既得権益の隅っこに位置して生活してる人が少なくない。


「社会の富は、全て民衆に分配すべき」という革命思想で、じゃあ増税な、となると、富裕層なら2年毎に乗り換えていたベンツを3年に一回にするとか、ファーストクラスの旅行をビジネスクラスに落とすとか、そんな程度で済むかもしれないが、下級官吏(日本だと上級もか)や下級ホワイトカラーだと、ミニバンが軽バンになってしまう。かといって、レッセ・フェール、グローバリズム、なんてなると、資本家はそういう人の首を切って、上級マネージャーと海外拠点で仕事を進めてしまうだろう(そして、莫大な富の一部を超貧困層に寄付して喝采を浴びるかもしれない)。


そんなわけでまあ、没落しつつある中流は、ファシズムに走るよなあ、と、いくつかのエントリーを見ていて思ったのだった。