某Web小説読んでる
戦国転生ものだ。
チート主人公は国人土豪から『領地』の支配権行政権徴税権等を剥奪し、給与制への転換を進めている。当然、国人土豪は反発するが主人公勢力の「経済的侵略」に直面する。主人公らは農作物を補助金突っ込んで値下げし、またチートでの一攫千金を突っ込んだ予算で『賦役』に多額の報酬を出している。『領地』を献上し主人公らの勢力に加入すると民衆は働き口と安い食い物が手に入るが、そうしないと民衆は「隣の国ではあんなに食い物が安いのに」と不満になり逃散する(と、作品世界では説明されている)。
当然国人土豪は嘆くわけだが、しかし嘆いていても所属大名が負けるとそのまま死んだり、一族が逃散したりするわけなのがね。土佐藩では"関ヶ原の戦い以前に四国を支配していた長宗我部家の旧臣一領具足層"は郷士という下級武士になったが、作品世界の国人土豪史実での江戸時代になるとそのような扱いになった可能性はある("上士は、山内一豊が掛川城主だった時からの家臣や、土佐入封前に大坂牢人を取り立てたもののほか、長宗我部旧臣上級層の一部(吉田東洋らの家系")も含まれる)。どっちみち、平安時代中期以前は土地の支配権行政権徴税権等は国司のものだったし、史実の明治維新以後は新政府のものになったので、国人土豪が「所領安堵」って言ったじゃないか、というなら安堵した鎌倉殿に文句を言って貰うしかないもんな。
引用はWikipediaより