いつかきたミチ

どうして Nintendo DSiアプリのような文化を生み出せなかったのでしょう? アマチュア制作のシンプルだけど安価なゲームで遊びたい、DS で音楽を聴きたい、画像や映像を持ち出してDSで見たい、そういう需要に任天堂は応えてきませんでした。

http://deztec.jp/design/09/03/01_game.html

 ハードウエアをディスカウントし、その代替としてソフトウエアや通話収入などから、金銭を徴収するという「ビジネスモデル」は昔からあり、それでもって、普及に成功したハードウエアベンダーは、なるべくその機械で有料コンテンツを遊ばせようとするし、普及に成功していないベンダーは、テレビ視聴やユーザー作成ゲームなどを可能とし、シェアを上げようとする傾向も昔からあった気がします。
 一時期は、ケータイが格安であり、新規1円なんて珍しくも無く、そのようなケータイを購入、通話契約を打ち切り、タダ同然で、ワンセグとカメラ端末を入手するという需要もありましたが、電話会社側は、そのような需要に応えず、契約を解除すると視聴不可能になる設定にしてきました。似た目算が、任天堂にもあったのでしょうか。


 通話料金が十分安くなり、無線LANが十分普及し、ケイタイ端末と携帯ゲーム機の区別が無くなり、ドラゴンなんとかの新製品が、発売当日より100万人規模でオンラインプレイしはじめる時(そう、遠くないかもしれません)まで、ハードウエア囲い込みを図るメーカーと、囲い込みの果実を得ようとする勢力との争いは続きそうです。