無痛分娩の是非

ああ、いやその辺の統計資料は見てるんだけど、例えばアメリカだと分娩の8割だかが無痛分娩(麻酔分娩)のはずなんだけど、日本だとそうじゃなかったりするわけでしょう。で、「それが正しい選択なのか」といった検証も含めて、テクニカルな意味での分娩医療のレベルが知りたいと思ったのだけど、その辺がよう解らんな、と。

無痛分娩の割合について、仮定の話として、

1)アメリカでの妊婦の死亡率は麻酔事故によって割高になっている、故に日本では無痛分娩を意図的に選択していない。
2)日本では無痛分娩に対する技術的蓄積あるいは麻酔医の不足(人材の不足)によって無痛分娩をやりたくてもできない。
3)日本では分娩費用が実費負担なので、費用がかさむ無痛分娩は敬遠されている。

とか、色々考えられるじゃん。同じ結果があったとしても、それぞれの仮定で実態に大きな差が出ると思うたわけよ。

「日本ではこういう場合一般的にこれこれの処置をしています、ですからこれはミスではありません」

という主張があったとして、果たしてそれが世界的に見て標準の処置なのか、が解らんなあと思った次第。

http://blog.livedoor.jp/hayashida2007/archives/880698.html

 専門家じゃないのでわかりません、としか答えられません。もし、機会があれば、事情通でも探してみよう。この話題に関しては、Webの文章の評価も私には困難だし。



 という前提で、想像によるコメント。
 無痛分娩による追加費用は、数万円なので、「3)」は、余り考えにくいと思います。
 少しWebを眺めると、「痛みを重視する文化」「無痛分娩が一般的でない、医療側の風習」が挙げられていますね。
 「無痛分娩が、リスクを高める」という要素は、もしかしたらあるのかもしれませんが、どの程度重いものかはかなり専門的な領域になりそうです。
 (どんな薬剤でも副作用のリスクがあり、麻酔にも事故のリスクはあるのは当然ですが)


お昼御飯の席で、お菓子を持ってインタビューしてみた。

 就学前の子持ちで、姉妹が海外で出産した人にインタビュー。
 「無痛分娩は、遷延分娩となり、吸引分娩に移行するリスクが、そうでない場合に比べて高くなる」
 「海外だと、無痛分娩が当たり前なので、何で痛みを我慢するの?と言われる」
 (海外では、当然引き受けるべきリスクであり、負担する必要のない痛みである、という共通認識なのだろう。)
 「慣れている施設ならいいけど、慣れていない施設だと危険かも」
 「最近では、分娩の直前まで除痛しておいて、直前に麻酔を切って痛みを出す、とかあるとか」
 「自分は、無痛分娩は全く考えなかった」
 まあ、こんなところかな。