権利

 広範囲な権利、というものについては懐疑的で、いや、もしあるとしたなら、俺がコミケで目当ての本を買う権利は保証されるべき、とか叫んでみたいのだが、権利の大声競争で負けそうなのでやめておく。月へ行く権利とか。え?そんな権利無い?じゃあ、期待権の侵害。


 という冗談はともかく、日本の国民は、不快な刺激を「意図によらず」「一定以上受けない」権利と、不快な刺激を「一定以上与えない」義務を負うと、私は考えている。で、その「一定」範囲は、法と慣習で決まる。で、それを侵害した人間は、行為を停止し、必要に応じてその線引きを改定する協議に入る。

 「100か0か」という二元論を導入し、相手が侵害したため、相手の権利は停止された、という論理展開はよくみかけるけど、まあ、不良少女かな。