クラスタ爆弾と軍オタの話

http://anond.hatelabo.jp/20070531101724
 日本に敵部隊が上陸するのは、制空権と制海権を奪取後であり、制空権制海権が奪われた状態では日本は敗北したも同然である、という意見を見た。制空権とか、制海権とは、サーブ権のように審判が決めるものじゃなくて、流動的なもので、なんで制空権とか言わずに、航空優勢とかそんな言い方も多い。もちろん、ある程度戦局が見えて、アフガニスタンイラクでの米軍の行動のように、絶対的な航空優勢を奪取した後は、制空権を確保、と言った方が話は速いけど。全国に分散配置させている我が国に対して、敵は一箇所に戦力を集中できる。ので、巡航ミサイル、航空爆撃に引き続き、限局的な航空優勢を保ちつつ*1、敵が揚陸を試みることが想定できる。揚陸の際は、橋頭堡に部隊が集結することになるので、そこにクラスタ爆弾を投下することになる。昔風なら、地雷とか爆雷を仕掛けておくことになるのだけど。
 もちろん、核ミサイルを日本の飛行場や軍事基地に何十発も打ち込んだり、クラスタ爆弾にも対艦ミサイルにも負けず、何個軍も上陸させてくれば日本は敗北する。ただ、数個師団でちょっと上陸、みたいなカジュアルな侵略を防げれば、まあいいんじゃないかと思う。


 ドアに鍵を掛けたって、バールのようなものでこじ開けられるし、ドアを鉄板にしてもアセチレンバーナーで焼ききられるし、コンクリートの建物だってバンカーバスターを喰らえば御仕舞いじゃないか。ヘンに、警備会社と契約するから泥棒に入られるんだ。警備会社と契約を切って、鍵屋を儲けさせるのをやめよう!みたいな事を主張すると、爆盗団の手先と思われるかも。




 

*1:1944年冬の「バルジ作戦」のように、制空権を奪われていても作戦行動に出る場合もあるし