社会主義について

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://fromdusktildawn.g.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20061102/1162438179

現在の社会が「人権、自由、平等、私有財産の不可侵」の原理に基づいているのが偶発的な結果であるなら、それらの原理に基づかず、それよりも優れた社会システムとは、具体的にどのようなものですか?

 こっちにもコメントしておこう。
 昔、社会主義というシステムが素晴らしい、と思った時期がありました。
 でも、現実問題、アウトプットが伴いません。
 社会主義というシステムは素晴らしいけれど、運用がおかしいのだ、と思いました。
 でも、もうちょっとなんか読むと、おかしな運用をチェックし、修正する機能がないという、実装がおかしいのだ、と思いました。
 ただ、計画経済で、計画する側の誤謬を防ぐ方法が考え付きません。
 もしかして、よくできた「コンピューター」(仮想的なもの、ね)なら、うまくいくのかも、と思いました。
 でも、じゃあ、その「プログラム」を誰が修正するのか、という問題に突入し、結局やってみなきゃわからない、という今の見解に達しています。


 そんなわけで、市場主義+弱者の福祉による救済+公共投資、という、古くからある修正資本主義、生命に関しては進化論+進化心理学、が気に入っています。いろいろ試した結果、それなりに上手くいっているのが現在の体制で、それは、いろいろ自然淘汰の結果、人間一般に備わっている心理的機能が背景にあると考えています。ジーンと、ミームの連鎖を断たない限り、現在の社会より優れた社会システムを「考える」ことすら難しいかな。で、連鎖を断ち切ってどうなるかっていうと、ポルポト政権みたいになるだけだろうし。