"うさだBlog - ワールドシミュレータ開発の失敗とMMORPG教の終焉--"

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 こういったアニメを見ていれば、客がMMORPGに期待している物はやはりワールドシミュレータだと感じられるが、しかし現実を見れば、MMORPGのワールドシミュレータとしての進化は世界初のMMORPGであるUOをピークに停止し、以降は何か全く別の物へと急速に退化して行った。今ではMMORPGと言えばひたすら川原に石を積むような作業を繰り返させるシステムの事を指しており、そこにはかつて想像されたような冒険や仮想生活というような物は存在せず、残っているのは現実の人間関係のコピーと、あとはせいぜいマンガやテレビ番組と同じような「共通の話題提供デバイス」としての役割ぐらいだ。

 んー、ある種の原理主義*1は、一日中魚釣りをしていても楽しいのがRPG、PKにやられても、RPGとはそういうものです、と、どこかのBlogのように受け入れるのがRPGだ、というけど、MMORPGはプレイヤーにそういうプリミティブな楽しみを与えることができなかった、と。マズロー的というか、コフート的な、ぶっちゃけると高レベルでレアなアイテムを自慢できてエライ、という楽しみ方の存在は、RMTの状況から観察できそうな気がする。
 みんな、勇者になりたいのだけど、そうそう勇者のポストは空いていず、勇者の物語を満喫するなら、エロゲやラノベの方が効率よさそうだし。

*1:←Strawman