デッサンの話

http://blog.mf-davinci.com/mori_log/archives/2006/06/post_215.php

 絵を描く人にとって、デッサンが狂っている、とは、文法が間違っている、と同じくらい(絵心がある人間ならば)誰が見ても明らかなものである。ただ、描いた本人が、描いた直後には気づかない。これは、文章でも、書いた直後は間違いに気づかないことがあるのと似ている。


http://kazutoku.maxs.jp/20D/dpp_silk/index.htm

我々人間が記憶の中に残っている色、あるいは、この物体がこうあって欲しい色は、実際とずれていることが分かっています。これらは個人差もありますが、そこには一定の傾向や方向性を見出すことができます。記憶に残っている色、あるいは、期待している色が写真として再現されたとき、「綺麗な色の写真」に見えるのです。


 ヒトが、こうあってほしいという形状と、実際(に近い)形状は異なっていて、マンガはこういう図柄を表現してしまうことができる。で、この差異には一定の傾向や方向性があり、みなに受け入れられると素晴らしいデフォルメ、受け入れられないと、デッサン狂い、と言われる。で、同じ方向性でも、誇張しすぎるとこれまた排撃されるけど。3Dモデリングによるトゥーンレンダリングで欠けているのがこのへんかも。