ゲームのような小説からの脱却が、現在の多様な電撃のあり方と成功をもたらした、という話

http://lanopa.sakura.ne.jp/hayami/11.html

ただ、私は電撃ゲーム小説大賞の一次選考を、しばらくやっていたのですが、かなり初期から、電撃は、「ゲームのような小説には飽和状態が来ている」と明言していました。実際、ゲームを意識して応募された作品の中には、それは名前だけ変えているけれどファイナル・ファンタジーそのままだろう、とか、レイアースの引き写しでなくて何なんだ(ほんとうに、そのまんま、見たまんまレイアース以外の何物でもないんです)というような作品が、95%以上は入っており、読むのは大変でした。
 その結果として、「ブギーポップ」シリーズが生まれたり、現在の多様な電撃のあり方と成功があると思っています。