ライトノベル、ラノベ、軽小説、ジュブナイル、ライト文芸…

なんか書こうとしたけど飽きたので簡単に。

2000年頃から電撃文庫を筆頭としたライトノベルレーベル・書店・ライトノベルファン の三位一体のエコシステムを樹立し、新人賞で拾い上げた作家は何作か書かせて*1ヒット作に繋げた*2
書店の店頭、挟まれた来月の出版予告は重要な「メディア」であり、表紙、要約、そして本屋の店頭での立ち読みで顧客に訴求した。


しかし、そのカテゴリーとしての「ライトノベル」、電撃文庫などを代表としたライトノベル文庫の売り上げは2012頃から下降気味。


(未公開)新人賞作品がヒットしアニメ化、なんていうのもあまり見なくなり、話題になるのはWeb発の作品群である。


文庫が縮小する一方、ジャンルとしての「ライトノベル」、若者向けのアニメ漫画ゲーム的想像力を持った小説を支えたのは、単行本(ブックス)の拡大であった。

それでも、2015年をピークに総合売り上げは下降している。


電撃文庫は、最後までWeb小説の拾い上げをせず(SAOやさすおには素早く拾った。SAO/AWは投稿作で、さすおにはさすおに筆者の投稿作から辿ったってことになってたと記憶)、作品によっては電書収録も数か月遅れとし、それまでのエコシステムを守ろうとしていた印象があった。ただ、それではレーベル自体が沈没すると判断したのかカクヨムを立ち上げ、引き上げを初めてる。


そろそろ面倒になってきた。
ジャンルとしては浸透と拡散、カテゴリーとしてはWeb小説を受け入れて延命中、ってことでいいんじゃね?



グラフの説明はこちら
rev.hatenablog.com






オマケ:2014頃に作った、年代と部数のチャートの一部改。
割と狭義なライトノベルは水色、Web小説出自は青。
部数等の更新はしていない…

*1:全てがそうだとは言ってない

*2:全員がそうだとは言ってない