マズローの五段階説:追記

http://www5.big.or.jp/~seraph/mt/000032.html
http://www5.big.or.jp/~seraph/mt/000036.html

筆者は、このマズローの「欲求5段階説」に代わり、現実的な欲求を説明するより妥当性の高いモデルとして、「欲求データベース説」という仮説を考えている。つまり、最低限度の生物レベルの生命維持をするための欲求はベースとしてもちろんあるが、このレイヤは通常ほとんど意識しないでも満たされているため非常に薄く(*4)、「欲求データベース説」ではそれ以外の肥大化した欲求群がフラットに並列で並んでいると考える(図1)。


http://www.smepolicy.jp/selfrealize.htm

 でも、単純な欲求階層説で動機付けを説明しようとするのが、そもそものまちがい。だいたい、マズローは三角形の図なんて書いていないし、動機付けの理論として欲求の階層構造を仮定したわけでもない。ごく単純にいえば、人間が生まれてから「健康」な大人の人間、それも完全に人間らしい人間になる過程で順に生じ、満たされるべき欲求として生存欲求から自己実現欲求までを位置づけたのであって、日常的な動機付けの理論として考えていたわけではない。

via
http://blog.goo.ne.jp/kamimagi 

 えーと、私はダーウィンが大好きだ*1ニュートンが大好きだ*2フロイトが大好きだ。ネオダーウィニズムが出て、相対性理論が発表され、そして多種多様な精神理論が発達しても、種が変わりうること、物体の運動が法則性を持つこと、そして心が観測対象となることを示した彼らの業績が曇るものではない。マズローの「俗説??」が示す、下位の欲求が満たされて初めて高位の欲求が発生する、というのはどうみても間違いです。h(ry。が、欲求を分類し、序列付けることは議論のたたき台としては有用で、簡便ではないかと。
 ああ、引用内の筆者は、「自己実現欲求」という言葉がマジックワードとして安易に利用されているのを嘆いているのか。それって、「自然淘汰」という言葉が安易に利用されたり、ニュートン的な運動方程式が安易に利用されたり、コンプレックスという言葉が安易に利用されるようなものか。ロリコンケミコン生コン自己実現欲求の定義には、コフートなんかを持ち出したほうが見通しがいいかもしれない。
http://www.ii-park.net/~shirakami_bin/kohu-to.html

 

*1:4078とか4081とかSRD

*2:ほとんど買ったこと無いけど