"就学援助を受ける児童の増加"

http://d.hatena.ne.jp/toumeioj3/20060103#p1

人の一生は、生まれて死ぬまでの長いサイクルの繰り返しともいえるが、ひとり立ちするまでの親元で暮らす20年近い期間が、その後のその人の一生を大きく左右する。貧しさを知らない人には分からないかもしれないが、自分の親が貧しいと言うことは、子どもの成長に重いリスクとなって圧し掛かる。簡単に修復できない社会的な事象であるだけに事態は厳しい。

 子どもの世界では、お互いの親に対するチェックの眼は、大人が知る以上に厳しい。学校ではあらゆる機会を通して公平・平等の理念が語られるのに、玩具に現れる明白な持っている者とそうでない者の差別、背後にある養育環境としての親の教養の差別、しつけの欠如から来る性格の良し悪し、数え上げればきりがない。この国のあまりにも同調的な学校社会において、普通以下であることの身にしみる疎外感。みんなが貧しければ貧しさは連帯感となり、力にすらなる。だが自分だけが貧しいということは、強烈な孤立となり、身と心を蝕む。


朝日新聞より

この学校で6年生を担任する男性教員は、鉛筆の束と消しゴム、白紙の紙を持参して授業を始める。クラスに数人いるノートや鉛筆を持って来ない児童に渡すためだ


 学校の勉強が何の役に立つんだ?と叫んだ人たち、出番ですよ。
 ん?釣りですかそうですか。