動ポモの感想のコメントの感想

http://d.hatena.ne.jp/Erlkonig/20051027/1130351079

ただ,東氏がモデルとして想起していた物語構造が『君望』あたりで転回し,本書で示した枠組みが適用しづらくなりました。東氏がギャルゲー論に興味を失っていったのは,そうした状況の変化が影響しているのではないでしょうか。例えば『ひぐらし』などは本書の枠組みで把握しにくく,鈴木謙介カーニヴァル化する社会』の方がより直裁に適用できます。▼『動ポモ』は葉鍵&でじ子に対して有効に作用しますが,そろそろ賞味期限が切れかかっているのかもしれません。そんなわけで,出版直後よりも今読んだ方が,本書の妥当する範囲がわかって面白いのかも。

 彼の変節を糾弾する人も多い。
 さて、科学っぽい理論って、「観測領域に対するモデリング」、だと思うのだ。彼はKANONとでじ子を観測し、理論化した。AIRCLANNADになり、ブロッコリは債務超過になった。ニュートン力学は等速運動下、光速より遅めな条件では有効だし、素粒子とか宇宙とかそんな条件下では有効ではないっぽい。
 まあ、特定条件下では有効な理論に囚われ、無理な援用をすると寒いので、一旦降りるのもいい手かとおもわれ。