http://pathfind.motion.ne.jp/stealth.htm
本稿は、現代の過密都市の中で建築や街の形状が人間の感覚に与えている閉塞感を減らすことを目的として始まった研究であり、そのデザインを考える際に、最近有名になったいわゆる「ステルス技術」、すなわち航空機や艦艇がいかにしてレーダーに捉えられることを防ぐかという技術の応用が可能となるのではないかということに関する議論である。
ちょっぴりトンデモ風味。日本海軍が、敵レーダーから暴露しにくいように、潜水艦の艦橋のデザインを変更した、との情報があり、ステルスの歴史を探るうえで面白い。本文は、錯視の重力理論のように、視覚という感性に数学的思考で切り込む、という感じ。
ステルスは、基本的に、レーダーサイトへの反射を減らすこと、RCSの低減が目的で、
・電波を入射方向に返すコーナーレフレクター の除去
あたりが大前提。RCSを増やす要因としては、
・垂直尾翼と胴体の接合部
・レーダー
・タービンブレード
が大きいらしい。この辺を解決しても、
・機体内の内部反射
をコントロールする必要があり、スーパーコンピューターによる解析が必要だ。
色々大変ね。
でも、こちらがあちらを認識できず、あちらがこちらを認識してアクティブホーミングミサイルを撃たれると凄く寂しい、という印象を持ったので(ゲームをプレイしてね)、やっぱりF-22を導入して欲しいな。
http://mltr.e-city.tv/faq09d.html
具体的に言うと、F/A-22では赤外ステルス対策とスーパークルーズのため燃料を循環させて機体を冷却しますが、これはステルスの要求仕様によって循環量が変わると言うことになり、つまり機体の重心位置も変わってきます。
すると安定を保つための制御面の動きが生じ、電波ステルスに影響がでる。
逆に電波ステルスの仕様を一定にすると・・・。また、レーダーも通信、ECMにも使用されますから、それぞれのパーツや仕様が固まらないと、とりあえずレーダーとして積んで飛ばしても、ECMの要求でレーダー全体作り直しになり、結果として外寸、重量にまで変化がでれば機体全部やり直し。
とりあえず殻を作って飛ばし、機体のテストと追い込みをしながら各部分システムを仕上げて足していく、という手法が使えず、統合した状態でしか有効な開発が進まない面倒なものなのです。
この統合技術が今,最先端機の最大の障壁といわれます。