岩月謙司教授の話題

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分析的なカウンセリングでは必ず「転移」があり、患者は分析家にエロティックな関心を示す。
これは構造的なものであり、陽性転移が生じなければそもそも分析は成功しない。
フロイトは、このエロティックな固着を、分析家は構造的に生じる「症状」として冷静に受け止め、決して分析家個人に対する感情と誤認してはならないと注意を促している。
岩月教授がどのようなカウンセリングを行っていたかは分からないが、もしカウンセラーとしてそれなりの評価を得ていたのだとしたら、教授は分析のこの基本ルールをよくご存じだったはずである。
だから、クライアントがカウンセリングの後に、教授について自宅へ行ったりお風呂に入ったりベッドに入ったりしたがったとしても、それを純粋に自発的な感情とみなすことはむずかしい。
セクハラ・アカハラ、と同じ構造ですな。