ご愁傷さま二ノ宮くん (富士見ファンタジア文庫)

読了。
 傍若無人な姉からの連絡で、主人公は一人の少女と同居することになった。彼女はサキュバスだが、男嫌いであった。男嫌いを克服すべく、少女の努力と主人公の不幸は続く。
 好きだけど好きだと言えない、青春な感じ、がテーマだと編集部による解説にて。

 シチュはまさにエロゲ的、キャラの暴走ぶりもエロゲ的か。キャラ造型も、世界設定も、反リアルな感じで、統一は取れている。展開もオチも予定調和のうちだが、黒幕の手のなかで踊りまくる生徒会長とその下僕がいい感じ。