デス種の、火薬式副砲について考えてみる。

 まあ、視覚効果万歳、と言ってしまえばいいんだけど。
 まず、ミサイルか、砲か、という点。
 ミサイルは、高性能だけど、高価で即応性に欠けるため、現代では砲が使われる分野も多い。また、砲はゼロ距離でも威力を発揮するが、ミサイルはちょっとは加速する距離が必要な場合もある。とにかく、砲だ。ということにしよう。

 ここで、レールガンと火薬式火砲(RR)を比べる。要するに、砲弾を一定の弾速に加速できればなんでもいいわけだ。えーと、弾頭を、一定の速度に加速させるとして、火砲なら推進薬ユニット、レールガンなら電力量(常識的にはコンデンサ容量なんかも)が必要になる。そして、即応性、速射性として、火砲なら自動装填装置、レールガンなら加速に要するレールの長さ、なんかが関係してくる。早い話、電力負荷が大きい、速射性に劣る、一定規模以上の質量を投射できない、スペースを喰う、などといった欠点がレールガンに無ければ、火砲を使う意味は無い。

 だから、
 ・火砲って意味無いよね
 って言ってもいいし、
 ・実はレールガンにはこういう欠点があるのかもしれない
 って言ってもいいし。