メモ

 HDDの性能は、概ねラージファイルの読み(書き)速度と、多数のスモールファイルの読み(書き)速度が問題とされる。長距離走短距離走の差みたいなものか。回転数を上げずに、線記録密度を上げて、キャッシュの容量やアルゴリズムを改良することが、スマートな解決策だ。回転数を上げることは、回転待ち時間を減らす唯一の手法だが、消費電力、騒音、耐久性など問題は多い。なので、サーバーなど、複数スレッドを走らせて、ランダムアクセス能力が特に問われる用途以外では、高回転数の、ちょっと世代の古いHDDより、世代の新しい、記録密度の高く、キャッシュアルゴリズムの進化した(と思われる)普通のHDDのほうが推奨される。
 HDDに必要とされる容量は個人個人によって異なる。HDDの空き容量が減ると、フラグメンテーションが起こりやすくなるため、半分くらい空けておいたほうがいい、という説がある。OSによって異なる話だが。