"成果主義"

http://d.hatena.ne.jp/yfp/20040923#p1


入社したての人が英語を勉強したいと思った。仕事上、外国語を扱えることはメリットこそあれ、デメリットはない。「金がないから、その思いを行動に繋げることに投資できない」ということはあるだろう。「語学が堪能になったら、仕事の成果に繋がるはずだ。だから、そこで、その成果に対する報酬はある。つまり、その思いを行動に繋げることには、投資すべきではない」という言葉には、成長を、教育をサポートする意思はないよなぁ、やっぱり。
 一方には、フリーランスの職業のように、「成果」のみを取引する場合がある。芸術家とか。漫画家は(知らないけど)、賞に選ばれたり、持ち込みが認められたり、一定の水準に達した段階で原稿料が支払われるわけで、それまで投資の対象とはならない(ような気がする)。大家でもなければ、取材費や原材料費なんて出ない(に違いない)。
 一方の極には、公務員がある。大きな仕事をやったからボーナスなんて話は聞いたことが無い。しかし彼らは、公費で研修に行くらしい。

 終身雇用制が崩れた今、自分で自分に投資して、成果を出した人間は勤務先をステップアップし、企業は「材料としての人材」ではなく、「成果を出せる人間」をスポットで雇うケースが増えていくんだろうな。