"山田祥平のRe:config.sys"

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0924/config019.htm


サンフランシスコの街を歩いていたら、Macの大きなボディをむきだしで抱えて歩く女性にでくわした。すぐそばにはアップルストアがあるので、修理に持ち込もうとしているのだろうか。いずれにしても、銀座の雑踏では、なかなかこういう光景にはお目にかかれない。もし、今、使っているパソコンが、なんらかの理由で使用不能の状態になったらどうするだろうか。そして、そのパソコンが、唯一無二のものであったとしたら……。
 という、PCトラブルに伴うデータ損失にまつわるお話。
 可用性、安全性に引きが弱い、というメーカーの談話はよくわかる。
 一台5万円以下なんて珍しくもないデスクトップパソコン、電源・HDDの二重化、トラブル発生時の24時間対応なんてやっていたら、何万円になるか分かったもんじゃない。RAID1だろうがRAID5だろうが、障害発生時にそのまま使い続ければただのHDDなので、速やかに再構築しなくてはならないし、一般ユーザーにそのスキルはないだろうし。
 だいたい、一般ユーザーにとって、機械は壊れないことがあたりまえなので、壊れないなんてウリになるわけがない。