Fate H/A漠然とした感想

 テツガクとかブンガクの戦いが、良く訓練された特殊部隊によるゲリラ戦だとしたら、型月のこれは、機甲師団による一個軍、航空支援付き、の正規戦、の演習。そんな感じ。世界のヘイワとか、民主主義の理想とか、悪の枢軸とか、テーマはあるけれど、実戦じゃないし。さあ、演習は終わったから、みんなお家に帰って宿題やろうね。予備役の人はそれでいいと思うんだ。前線に出(たつもりになっ)て、銃を撃ち(標的にね)、戦って満足して帰る。この先生きのこるためには、もっと実戦に近い、いや実戦に参加したほうがいいのかもしれないけれど、それはきのこ先生の仕事じゃないし。演習が終わったらバーベキューと花札
 だから、自分のFate H/Aに関する態度は、「120mmAPFSDS萌え〜」「MRLS萌え〜」「JDAM萌え〜」という脊髄反射で厨なもので、物語内部の整合性や、物語のメッセージ、メタメッセージの内容そのものについてはあまり興味が出ないな。演習だし。演習だからマジにやる、演習だからリラックス、どちらも正解。敵の近くで大規模な演習を行ったことで、満足すべきだろう。示威行動、みたいなの?多分、きのこ将軍なら、良く訓練されたオタだけを引き連れて、森*1の奥深くまで侵攻することだってできるだろう*2

 そういう意味では、きのこ先生が自分の部下の経験値を上げさせる為の演習でもあったのかな。


*1:FORESTという言葉を思い出した

*2:智代アフターはそんな感じ?

林檎の木の話:続き

畜生。オン書きしていたら消えた。どうもオンラインは信用できない。
http://pcweb.mycom.co.jp/column/itshihonron/025/
via
http://blog.goo.ne.jp/kamimagi

現実的な世界では、比較的明確に「地上の木」と「地下の根茎」とを区別している。人は明らかに地上の果実や幹を価値物(資源)として捉える。ただ、農業者は地上の果実をより大きく育てるためには、地下の根茎に関する正しい認識と知識が重要であるとみる。しかし一般の人はこのことについてほとんど理解がおよばない。企業に関して言えば、優れた企業家は下部の重要性を十分承知しているが、大半の消費者は目に見える業績や商品のみに目を奪われがちである。

 そう。こういう文章が書けたらいいなと思う。この文章も一つの「果実」であり、どっかからコピーして貼るのは簡単だけど、自分で育てて結実させる為には、幹であり根が必要なのだ。自分の幹と根からはこういう果実が取れない。
 で、肥沃な土壌と枯れた土壌があって、いい土壌からはいい木が生え、そこを農家は柵で囲い、と、格差社会的なことも考えたけれど、それは別の話。


http://homepage1.nifty.com/maname/

ブログには「追いかけるもの」と「ついてくるもの」があります。
前者はビジョンで。後者はアクセス数です。
読者はブロガーの追いかけるものとその姿勢に共感して、
彼のブログを読みたい!と思うわけです。

 この界隈では、林檎の木はビジョン、という言葉になるのかな。





http://d.hatena.ne.jp/kiwofusi/20051116/p1
via
http://homepage1.nifty.com/maname/

ニュースサイトの運営者どもは毎日毎日あほかというほどに情報を扱いこなしている。でも昔のことは覚えていない。「紹介したすべての記事(内容)を覚えている」ニュースサイト(というか運営者)は独創的である。形に表れないから意味がない? 形だけあっても意味がない。

では、そのような独創的ニュースサイトをつくるにはどうすればよいか。要約や復習などに努めて覚える努力をするというのが正攻法だ。しかしもっと簡単な方法がある。覚えられそうにない情報を削除することだ。そうして日々失われていくニュースサイトこそが、何も失わずにいられるのだ。

 林檎農家は、林檎を倉庫に積むのが仕事じゃなくって、食べた林檎は肥料にして、根と幹を育てるのが仕事なんだと思う。で、林檎屋さんは、やはり林檎を食べて倉庫に積むのが仕事なんじゃなくて、林檎を食べる客の顔と、林檎農家の顔を見るのが仕事なんじゃないかな。一切れ齧って、美味いから店に並べよう。あ、微妙だからやめようか。でも、他の店に並んだから並べてみよう。ふーん。こういう味が人気なのか。で、客は、あの店に並んだ林檎だから食べてみようか。


http://blog.livedoor.jp/kangaenai/archives/50119823.html
via
http://homepage1.nifty.com/maname/

アクセスが多いのって、そんなに楽しいですか?

……などと批判的な文章を書いたらアクセス数が増えるんじゃないかと今から楽しみ(←墓穴)。

 ただ単にアクセスを増やすのなら、2chの海(特にVIP湾)で定置網を張るのがお勧め。魚問屋をみつければ、カウンターが見る見る回る。 

 漁師には漁師の楽しみ、流通には流通の楽しみ、林檎農家には林檎農家の楽しみ、で、消費者には消費者の楽しみがある、ということでいいんじゃないかな。

"おすわりミラクルさん"

http://miracle.seesaa.net/article/9374056.html

自分はぶるまを穿いたキャラばかり描いている。

一応は自分なりのこだわりはあって、
全体として、それが似合うかどうかは考えている。
絵のアクセントとして、
またそのキャラ自体に似合っているかどうか。

 自分はブルマ属性はないのだけれど、このサイトのぶるまキャラは気にいっている。太腿の後ろの脂肪の付き具合とか、膝から下腿の後ろ、足首にかけての筋の感じが絶妙というか。ちょぴっとコロコロした体形によく似合うのかな。もうちょっと成長すると、脂肪が薄くなり、足や腕もほっそりとしてくるし。
 と、本家にコメントしようとおもったけどチキンなので止めてこちらに書いた。

おまけ:MICROSOFTのOFFICEが嫌いな話。

しかし、業務の都合上
相手側がWORD文章で送ってくれという場合や
EXCELファイルで今すぐ送ってくれという場合もあり、
嫌だろうがなんだろうが
EXCELとWORDは使えるようでないと話にならないというのはある。

テキスト(データ)と、文章フォーマットが分離できていれば簡単なんだけど、そのへんいい加減というか、設計の瑕疵をセルの拡張で誤魔化したりとかそんなのをやっているから他のソフトに動かせなくなるんだよね。CSVで引っ張れなくなってしまったり。

戦力を保持する意味

http://d.hatena.ne.jp/claw/20051117

そう、極言すれば、達成目標とコスト/ベネフィットについてのリアルな認識があるかどうかだ。この感覚に欠けていたからこそ、さきの大戦で大日本帝国は「戦争を開始/継続するかどうか」の判断も誤り、「戦争のヤメ時」も見出せず、ずるずると徹底的な敗北を喫して滅亡するはめになった。この感覚に欠けている人間だけが、「日本が攻められたら何もしないのか」などという、想像力の欠落した質問をとばすことができる。そもそも、そういう粗雑な人間は戦争をするのには向いていない。いったい何に向いているのかは、わからないが・・・。

 えーと、戦争というか世界というかは、加減乗除と平均値で出来ているのではない。もしそんなリアルな認識があったら、ギャンブラーは競馬場にいって窓口で100円払って、テラ銭抜いた75円その場で貰って帰るし、サッカーはチームの戦力を数値化し、賞金を戦力比で分配しておしまい。コスト/ベネフィットについての認識は、個人や国家によって違う。ぶっちゃけ、あの時代のその辺の人は、儲けはボクの儲け、死んだら何とか神社へ行くだけだからボクのポケットは傷まないや。と、リアルな認識をしていたわけだ。
 と、話は飛んだが、実際のところ、政治も外交も世界もゲーム的、確率論的だ。自分が好戦的という札を出し、相手が厭戦の札を出せば、一方的に利益を得られる。厭戦厭戦なら、両者ともまぁまぁ。好戦と好戦なら、いわずもがなの結果。
 で、相手にとっての最善手を仮想し、それを期待するのは、ちょっと不安。「戦争はコスト/ベネフィットが悪い」として(まあ、事実そうなのだが)、軍事というカードを捨てると、相手に軍事行動というカードを魅力的に見せることになる。正邪を問わないけれど、クエート侵攻と、フォークランド侵攻はそのように起きた。一定の規模の軍隊の保持は、軍事行動を抑止する効果がある。日本の場合、まあ、一個師団程度の機甲師団なら撃退できそうなので、日本に侵攻するなら、船団をこのくらい集めて、事前の空爆はこのくらいで、と計算しなくちゃいけない。そのカードが集まらなければ、侵攻を思いとどめる、といいな、というのが戦力の意味。
 相手がなんらかの政治目標を達成しようと思わなければ、軍事行動を起こさないだろうし、そうであれば放置しておけばいい。相手が軍事行動を起こそうとした場合、すくなくとも一個師団程度であれば撃退が可能かもしれない。一個師団が上陸しちゃったらわかんない。撃退不能であれば、まあ考えよう。もし、戦力がなければ、相手は一個中隊、いや、巡洋艦でやってきて、政治目標を叫ぶかもしれない。
 勿論、戦争放棄は無意味だと思うけど、相互の戦力の放棄は実現可能なので、みんな頑張ってほしい。相互検証下の軍事力の削減は、経済的にも良いし。
 

まとめ:
戦力というカードを、双方が選ぶと戦争になる。
戦力というカードを、相手が見せて、自分が見せられないと、自分のカードは無効になる。経済制裁とかなんとか。もっとも無意味なカードの名が、正義とか倫理とか。
戦力というカードを、お互い捨てるのが一番だけれど、自分が持っていないと、なかなか捨ててくれない。
経済力がある限り、戦力は簡単に保有できるので、そのへんは相互検証が必要だろう。


追記:偉そうなこと言うね。
 石油の分配が現代世界の要であって、石油(と通貨と食料)の配分がイマイチな国は、それをなんとかするために軍事行動に出る可能性がある。それは国内的にも、国際的な観点でも。あとは宗教や民族問題による、分離主義者とそのカウンター。日本は石油が欲しいから、アメリカに追従していると考える。じゃあ、追従をやめるなら?日本から産油国までの航路の安全と、産油国の安全を、自前で保障しないとね。
 で、白燐弾問題。どうみてもベトナムです。白燐だから悪くて、自動小銃弾ならいいのか、という問題じゃなくて、もちろん両方悪い。そろそろアメリカ人も、誰が敵で誰が味方か分からなくなってきて、敵を倒すために小銃を撃つのではなく、自分以外の誰かを倒すために、「焼却」を始めたのかなと思う。そう、軍事的な敵じゃなくて、不安の対象。もう、閉所で動いている物を見ると、照明弾を打ち込んで焼き尽くさないと安心できない状況なのかな。

ムキームキームキー

 誰かが(Aという操作で)機能を実現できないか、という質問で、該当部署の人間が、細かいことにケチをつけ始める。そのりくつはおかしい。と。


 「現在のシステムでは、その機能は実現できません。システムの変更が必要になります。(変更が必要な箇所については別途相談しましょう)」でいい筈なのに。
 「代替品を利用するためには、商品名でなくて、機能コードの印字が必要です。しかし、当システムでは商品名を基準としたシステム設定となっています。代替品への移行を進めるためには、システムの更新が必要になります」
 と、1分半で言えよ。
 「他の事例では出来る」「できない」「マスコミでみた」「いやできない」「どこどこではやっていると聞いた」「いやできない」じゃなくて、さ。



 

"湾岸戦争がエンターテインメントに残した傷:「アメリカ不敗神話」 "

http://d.hatena.ne.jp/otokinoki/20051117/p1

アメリカに対抗・勝利できる存在を、アニメ・コミック内においてすら、リアリティを保証しつつ描くことが、実質的に不可能になった

 地平線の向こうから押し寄せるソ連戦車、という図式が完璧に崩れたもんね。

http://d.hatena.ne.jp/nagisan28/20051115

漫画界レベルでもう一つ言うと小林よしのりが、「ゴーマニズム宣言」にてその戦後民主主義的父性の欺瞞を暴き、これらの物語のレールを作った事に(これは二人のインタビュー等を検証すれば透けて見えるはずだ)注目するともっとわかりやすいかもしれない。

年表を見返してみたけど、ゴー宣の関連には気づかなかったな。
92年、ゴー宣開始。
95年、新ゴー宣。ウヨなゴー宣の始まりだ。
http://www.mg.st36.arena.ne.jp/rev/chronicle.htm

最も残酷な拷問方法

http://www.hatena.ne.jp/1132155178

もしあなたが誰かを拷問もしくは
処刑をするとして、
もっとも残酷な方法を取るとしたら
どういった方法を取りますか?

拷問の目的は
・自白の獲得、嘘の調書への署名など、政治目標を達成する
・拷問を公表し抑止とする
・拷問者の嗜虐心を満足させる

と、色々な目的があり、エレガントなものからそうでないものまでいろいろある。
Q&Aとしては
・女子高生コンクリート殺人犯を→コンクリート詰めにする
・栃木リンチ殺人犯を→リンチして、父親の名も公表する
・山形マット死の犯人を→マット巻きにする。しかも、社会的リンチ。
・福岡?マンション連続殺人犯を→密室で殺害する
・高圧ホース内臓破裂の実行者を→高圧ホースで内臓破裂

というのはどうだろう。