Fate H/A漠然とした感想

 テツガクとかブンガクの戦いが、良く訓練された特殊部隊によるゲリラ戦だとしたら、型月のこれは、機甲師団による一個軍、航空支援付き、の正規戦、の演習。そんな感じ。世界のヘイワとか、民主主義の理想とか、悪の枢軸とか、テーマはあるけれど、実戦じゃないし。さあ、演習は終わったから、みんなお家に帰って宿題やろうね。予備役の人はそれでいいと思うんだ。前線に出(たつもりになっ)て、銃を撃ち(標的にね)、戦って満足して帰る。この先生きのこるためには、もっと実戦に近い、いや実戦に参加したほうがいいのかもしれないけれど、それはきのこ先生の仕事じゃないし。演習が終わったらバーベキューと花札
 だから、自分のFate H/Aに関する態度は、「120mmAPFSDS萌え〜」「MRLS萌え〜」「JDAM萌え〜」という脊髄反射で厨なもので、物語内部の整合性や、物語のメッセージ、メタメッセージの内容そのものについてはあまり興味が出ないな。演習だし。演習だからマジにやる、演習だからリラックス、どちらも正解。敵の近くで大規模な演習を行ったことで、満足すべきだろう。示威行動、みたいなの?多分、きのこ将軍なら、良く訓練されたオタだけを引き連れて、森*1の奥深くまで侵攻することだってできるだろう*2

 そういう意味では、きのこ先生が自分の部下の経験値を上げさせる為の演習でもあったのかな。


*1:FORESTという言葉を思い出した

*2:智代アフターはそんな感じ?