"「素クールデイズ」 "

http://www.geocities.jp/sucooldays/
素直クールを攻略するゲームの開発

素クールとは……

<ふたばログより転載「素直クール」>
・冷静沈着で感情的になることはまずない
・完全自立型
・表情が薄いあるいは無表情
・ガチで愛してくれている一途
・愛情表現がストレート
・照れが少ないあるいはない
・「素直」と「クール」の矛盾したアンバランス感が最高にいい

"製糸工場の工女は結核にならない?"

http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20051029#p2

群馬県製糸協会の会長をつとめる同製糸社長の金井朗によれば、糸をとり終わったあとのサナギは鯉のエサや製薬会社の薬品原料になるという。

「ドイツでは結核治療薬のパスの材料になっています。製糸工場の女工さんは昔から結核にかからないといわれたのもそのためです。(後略)」

いくらなんでも製糸協会の会長が言うことなのでフカシはないと思いますが、そんなことは全然知らなかったので少し調べてみました。

 なんか、健康食品の論理みたいだ。
 以下、色々数字が提示されているが、
結核菌は、結構移りやすい菌だ。
 傍証:現代日本で学校などでの集団感染は結構ある。彼らが過酷な労働下、栄養失調下にあることは考えづらい。
・保菌者と、発症者は同一ではない

 ことを考えると、集団労働それ自体は結核感染のリスクを高めるような気はする。

 製糸工場は結核感染のリスクを高めない、いや、製糸工場で働くと、結核に感染しないという立場にはどういう政治的意図があるのかは興味のあるところ。

http://gendai.net/contents.asp?c=111&id=15827

銃姫 vol.5

 読了。
 短編集。
 され竜、と並ぶラノベ前衛の一つ?
 ベタな正義から始まり、ちょっとメタな正義を経て、セカイを相対化して個人的な関係に立ち返るセカイ系のちょっと先、恋愛を相対化する作風の一つ。あ、ROOM No.もそうか。
 ラノベ評論的には、三回転半の末にたどり着いた場所だけど、人によっては既にいた場所なのかも。
 ということでアラベスカ萌え〜

パラケルススの娘 vol.2

 お話自体はメタとかセカイ系ではなく、ダメ主人公が秘められた力にちょっと覚醒していく話。裏のロンドン、の描写は良かった。久しぶりに異世界紀行を堪能した感じ。
 今回も、ヒロイン追加は激しく、許婚や、題名にある「地下迷宮の王女」が登場し(ヒント:フラグが立つ)。
 美弥と王女、悩むところではある。

サウス・ギャング・コネクション

 読了。
 12月の銃と少女、の続編。
 カラーギャングを巡る争いに巻き込まれた主人公。
 ヒロインがヒルゼなんだかウォルターだか判別がつきづらいのが難点。


 おそらく、真の敵は警察、そして政財界の上層部にあり、それを追及する過程でウォルターと反目し、最終的にシルビアがデウスエクスマキナで助けに入り、ヴィスコが爆弾オチにすると予想を立てておく。

 エピローグは「「またお前か〜」」

はてなブクマ技

・晒しage : 痛い、痛そうなサイトを周知させるためにブクマして顕在化させる
・名乗りage : 自分の名前を売るために、早い位置でブクマする。
・自爆 : ウケルと思ってブクマしたが、誰も後に続かない状態。S/N比を下げる。
・のっかり : 人気エントリーに入ってから、ブクマすること。ちょっと気恥ずかしい。
・黒タグ : 誹謗中傷成分を含んだタグをつけること。これは単なる分類です、と逃げがうてる。
・風見鶏 : 風向きが決まってからタグをつけてコメントを入れる。

「戦時下」のオタク

「戦時下」のおたく

「戦時下」のおたく

 冒頭から飛ばしている。
 手塚治虫的なマンガの表現は、戦時下で成立したものである為、オタク表現は戦争と不可分であるという指摘。
 ほぼ全てのテクノロジーは戦争で進化しているため、テクノロジー(含む表現)と戦争技術との分離は困難ではあるが。透視図法と戦時教育と、現代マンガとのつながりは面白い話ではある。非記号的、リアル志向な背景と体に、記号的な表情の結合、は、おもしろい話題であり、その一つか。
 
 内容としては、新現実やComic新現実の文章であるため、新鮮味は少ない。複数の文章でテーマとなった、忘却の旋律、は聞いたことすら殆ど無いため、眺めたけれども理解はできなかった。南回帰線の話とか。
 結構面白かったのが池上遼一論で、サンクチュアリやHEATのプチ右翼に歓迎されそうな設定について。ちなみに、障壁の中で弱体化した日本人を、障壁の無効化で活性化する話は、いまさら無理だろうと思っている。

 そして、斉藤氏との対談。ある種スポーツマンな斎藤氏と、プロレスラーな大塚氏との対戦姿勢をめぐる対談、というか一方的にやりこまれている感じ。スポーツだから殴らない、スポーツだから避ける、斎藤氏と、相手の攻撃は受け止める、そんで殴り返す、大塚氏では迫力が違うな。ラノベも面白いよね、と第三者視点で感じとり、だからこそラノベを批判しない斎藤氏と、文芸誌とコミック雑誌とで同時に連載をもっていたと豪語し、自らリングに降りる大塚氏との差か。

 と、うって代わって和やかなのが大塚氏と更科氏とササキバラ氏の対談。エロゲについて知らない大塚氏に、更級氏がいろいろ説明し、大塚氏は、おいちゃん分かったよと頷く姿。このツンデレを観賞するのが本書の楽しみなのか。

P382
・全能だけど女の子のことで悩んだりもする僕 : ヘタレマッチョ : ファウスト、ジャンプ系
・無能だけど女の子には優しくできる僕 : サンデー系 : 泣きゲ
この辺の対立軸が面白い。

製薬会社悪玉論の感想

http://www.msf.or.jp/access/disease.php?name=malaria
via
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2005/10/post_d7c8.html

非常に多くの人々が感染の危険にさらされていますが、そのほとんどは開発途上国の経済的に恵まれない人々です。そのためマラリア治療薬は製薬会社にとって高い利益の望める市場とはならないのです。マラリアに対する国際的研究予算は1993年にはわずか8,400万ドルです。一方ガン研究予算は23億ドルでした。

 なんか、製薬会社は儲かっているんだから、儲からない分野にも利益をまわせ、という言説。こういう奴に限って、いざ自分が株持っている会社が慈善事業始めて株価落とすとブーブー言うんだぜ(邪推)。