ざっくりいうと
21世紀になると MTよりATの方が燃費がいい
もう一段解像度を上げると
MTは伝達効率がよいが変速効率が悪い。減速加速を繰り返す市街地やモード燃費計測ではクラッチ操作時に無駄に回るエンジンなどが燃費悪化要因になる。
最近見つけた話
(トルコン+遊星歯車式)AT(以下"AT")用とMT用ではエンジンに求められる特性が違う。平成初期だと『MTは280馬力、"AT"は265馬力』なんて車種もあった。"AT"用は低速トルクを重視したセッティングになるためである。日本だと加減速が多いためCVTがベスト。欧州では未だMT比率が高いため、ATとしてCVTを用意するとMT用、AT用とエンジンを二本立てにする必要がでる。DCT/AMTならMTと類似したセッティングでOKなのでそれも欧州でCVTでなくDCT/AMTが使われる要因だという。さもありなん。
表
MT | CVT | AT(旧型) | DCT(AMT) | |
伝達効率 | ◎ | △ | 〇(△) | ◎ |
変速効率 | △ | ◎ | 〇 | 〇 |
軽量さ | ◎ | 〇 | △ | △(〇) |
整備性 | ◎ | △ | △ | △(〇) |
大馬力対応 | 〇 | △ | 〇 | ◎ |