自動車の趣味性

エンジンと車体(等)のテクノロジーが低いとしよう。


1.2Lエンジン60馬力のセダンで500万円になる仮定だ。室内の広さはアルトとかミラくらい。当然遅い。
このエンジンを2シーターオープンボディに乗っけるとそこそこ速くて軽快な車になる。遮音材もない。当然煩い。

これを拡大して2l 6気筒 100馬力だとちょっと余裕が出る。ローギアードなT/M入れて大きな四輪を駆動させるとオフロードカーになる。当然、速度は出ない。これをV12にして(なるのか?)4l 12気筒 200馬力、それを瀟洒な2ドアクーペに乗っけて遮音材も入れまくると長距離を快適に飛ばせる「グランツーリスモ」になる。


って具合にあちらを立てればこちらが立たず。
また、下から上までフラットトルクのターボとか、下はローカム上はハイカムのVTECとかでない普通のカムだと低回転重視だと上は回らず高回転重視だと下はスカスカで、同じ排気量でも『上は回らない実用エンジン』か『下はスカスカの街乗りには向かないスポーツエンジン』の二者択一となる。



これが平成後半になると、フィットが1.3Lで100馬力位出るので人を乗せて荷物も載せて高速道路も普通に走れる。トルコンつきのCVTなので低速も高速もOK。4Lとか4Lターボのエンジンを積んだセダンは高速道路を180km/hでサクッと走れる(アウトバーンで。日本国内だと違法です)。まあ、趣味性は減るよね。