リソース競合論・リソース水準論
特に社会政策でターゲットに注ぐリソースを増加させようとする動きに対して「それでは他のリソースが削られる」というリソース競合論が唱えられると、「人類の進歩と共に個人へ供与される社会的リソースは拡充されている。リソース増加に反対するようでは進歩がない」というリソース水準論が叫ばれる。よく考えれば（考えなくても）リソース競合論は短期的政策で有用であり、リソース水準論は四半世紀、半世紀という長い時間で観測されるが話者が社会を進歩させるわけでも外部からリソースを持ってくるわけでもない。
最終的には「リソースを拡充、もしくは獲得できないお前は無能。それを唱える我々に政権を渡せ」ということになるのだが、ちょっとヤダなぁ。それで委任した先がソ連とか民主党なわけで。
