軍事費が0%で軍備がゼロなら*1、敵一個小隊にも対抗できず政府官邸は陥落するであろう。逆に、軍事費がGDP50%なら多くの国民は啓蒙的で民主的な隣接国への併合を望むようになるかもしれない。純粋な軍事力でいえば、GDP比軍事支出が同じならGDPが1/100の国は戦力が1/100となりあっという間に侵略されてしまう筈だが、必ずしもそうでもない。
結局、
・GDP比軍事支出が乏しいとカモに見え、高いと自壊しやすい。
・特段の理由がなければ1%~2%が適正と考えられている。
・そのくらい保持していればカジュアルな侵攻は防げるようだ。
・本気の侵攻を警戒する国、例えばイスラエルは5.6%に及んでいる。
あとはなあ。「俺氏の国、兵士1億人に戦車100万台に戦闘機10万機持ってるが、人命第一なんで人が一人でも死んだら降伏するぞ!そのように部隊にも伝えている!!」と大統領が命令書を掲げてテレビで表明したら敵国から見ればカモに見えるだろう。一個小隊や戦車小隊で一人でも一台でも一機でも倒したら降伏させることができる。「うちの国はがんばるど!」と言っておけば、同数以上の戦力を用意しないと侵攻を躊躇うことになる。ただ、同数以上用意されたらどうするのか難しい。降伏すればいいのだろうが、平家に敗北した源氏のように子供は助命ならともかく、源氏のように平家皆殺しな敵だとね(なお、北条氏は平家なもよう)