個別最適と全体最適っていうか。
「戦争に行きたくないから、軍備は持つべきでない」っていうのは、一つの解ではある。ただ、一定の武力が無いと他国の軍事侵攻を招き、国民の人権を守れない(と思われる)ため、通常、世界ではGDP2%程度の武装を行っている。ただ、「個々人の利益が部分で、国家の利益が全体である」で終わりではなく、「武装の抑制や軍事同盟非締結は、それ自体は抑止力の低下を招くが、立憲主義に疵をつけることは、それ以上の不利益を招く恐れがある」という、さらなる上位概念の、下位概念である可能性はある。もちろん、「立憲主義より、さらなる上位概念が存在しその上位概念のもとでは立憲主義の遵守は部分最適でしかない」って人もいるかもしれない。
「育てたいように育たず、育てたように育つ」って言葉があるが、政治は「進んで欲しいように進まず、投票したように進む」ので、2016年7月(だっけ?)の衆参ダブル選挙で投票しよう。
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