なろう!の鉄道ファンタジー

帝国が敷設した鉄道により安い商品が流入し、経済危機に陥った王国。そこに颯爽と転生(転移)した鉄オタの主人公は!
って話を読みはじめた。


帝国の経済植民地と化した王国の現状を知り、主人公は鉄道に復讐を誓う。線路爆破程度では鉄道システムを破壊できない。帝国に潜り込み、帝国鉄道の中で出世をし、鉄道を普及させていく。鉄道の便利さに、帝国の諸侯は鉄道を誘致し、中央の政治家も支持者の陳情に応じ鉄道を敷設させていった。一方、増えた鉄道労働者に組合結成を囁き、一大勢力となるに至る。空前の繁栄を見せている帝国鉄道も、広がりすぎた路線は膨大な赤字を生み出し、それを縮めようとした待遇悪化はストライキや順法闘争を頻発させる。そんななか、密かに(チート能力で)王国に開発させていた、自動で動く車が発表。定時運行されず、接遇も劣悪な鉄道にソッポを向いた民衆がとびついていく。そして、廃線になり、さび付いたレールを眺める主人公… って話では全然無かった。