日産自動車は、イングランド北東部のサンダーランド工場で生産したクロスオーバースポーツタイプ多目的車(SUV)「キャシュカイ(日本名:デュアリス)」が、通算200万台に達したと発表した。8年足らずでの大台到達は英国の自動車業界では過去最高のペースという。
日産は英国で「キャシュカイ」の開発・生産に累計5億3,400万ポンドを投入。1万1,000人以上の雇用を支えている。同社は2006年12月に生産を開始して以降、85%を132カ国に輸出してきた。サンダーランド工場は2010年から3シフトの24時間体制で操業しており、電気自動車(EV)の「リーフ」も合わせると、ほぼ毎分1台のペースで出荷している。
なお「キャシュカイ」の世界全体の生産台数は250万台を突破。初代のモデルは日本や中国でも組み立てられており、来年にはロシアでも最新モデルの生産が始まる予定だ。
http://nna.jp/free_eu/news/20141104gbp001A.html
日産、ジュークといい、キャシュカイといい、小型SUV市場を切り開いてるな。
S UVっていえば、パジェロ・プラド・ビッグホーンっていう本格派SUV、テラノ・ハイラックスというライトトラック派生のSUV(中身は一緒かもしれないけどさ)っていう時代から、RAV-4(1994)から始まりCR-V(1995)が続いた、小型乗用車ベースのSUVの時代になった。RAV4、CR-Vが町を賑わす一方、日産はテラノとサファリしか車種が無い時代が続いた。
そして2000年に発売されたのがエクストレイル。上級移行し、アウトドアギアの雰囲気が薄れたRAV4やCR-Vに代わり、小型SUVのトップランナーだった。エクストレイルの短い版のキャシュカイは世界で売れているようだし、ジュークも世界の小型乗用クーペ風SUV(←!?)市場を開拓しているらしい(新興国では、舗装が不十分だったり、スピードバンプが随所に設置されていたりするため、SUV人気も高いそうだ)。「得意分野」って変わるものだなあ。