MFi 四輪駆動編

 このへん、もとより自動車は、駆動時二輪でも制動時四輪であり、特段の事情(悪路・冠雪した上り坂など)が無ければ、「加速しなけりゃいいんじゃね?」であり、ESC/VDCが完備されていれば別段二駆でも困らないじゃね?という見解。あとまあ、二駆も場合、なんらかの条件で一輪に駆動力がかからなくなると、愛と悲しみの一輪駆動になってしまうという残念さはある(四輪駆動車なら、一輪こけても三輪駆動である)。でまあ、直結四駆やセンターデフ、ビスカスカップリングにモーター駆動、と解説されていた。
 さて、面白かったのがランボルギーニGT350の解説。試作型は360馬力、量産型は270馬力。試作型の方が高圧縮率・高回転型エンジンで、量産型ではやや圧縮率を下げ、低回転でトルクを出すようにし、キャブレターをサイドにぶら下げてボディの膨らみを減らしていた(?)。ガンダムで「試作型の方が量産型より優れているなんておかしい」説がときどきあるが、それの珍しい反例になるかな。なんていうか、もともとスペシャルパーツを使い、スペシャルな人が運用する軍用機械や飛行機と違い、レース用やイメージリーダーを狙った実用・価格無視の試作型と、実用・価格重視の生産型、という違いになるのが(家庭用)自動車ではある。