"三菱自、「パジェロ」開発中止 エコカーに注力 "

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ04HOV_U5A201C1TI1000/

三菱自動車は大型多目的スポーツ車(SUV)「パジェロ」の新規開発を中止する。同社を代表する看板商品だが、近年は販売が低迷。世界的に強まる燃費規制に対応するための資金負担も重いと判断し、新規開発を見送る。現行車の生産、販売は続ける。同社は2015年度内にスポーツ車ランサーエボリューション」の生産を中止することも決めており、エコカーや中型SUVに開発資源を集中する姿勢を強めている。

平成になった頃、パジェロが大売れした。1991年の2代目で火が付いた。当時はセダンが主流であり、カッコつけたい人がクーペに乗った。ワゴンやワンボックスに乗ろうものなら、「それ、社用車?」って言われたそうだ。そんな中に流行したのがパジェロ。それまでのジープやランクルの「自衛隊員ですか?」といわんばかりの泥臭さだけではない、しちーテイストも醸し出していたという。差異化を図りたい人、大人数で移動したい人が挙って買ったという。

 そのパジェロ、本格派SUVというかRVというかの文法、フレーム構造にリジッドのリアサス、DWBのフロントサス、ロック可能な四輪駆動システムという成り立ちだった*1。ところが、1994年にデビューしたRAV4がその固定概念を打ち破る。
「別に、路外を走るわけじゃなので、重たい本格派装備要らねんじゃね?」後に出た、ホンダCR-V、もっと後に出た日産エクストレイル、ずっと後に出たスバル フォレスターと、国内外での主力車種になっている。

 パジェロは、ライト層は乗用ベースのSUVに移り(いや、多くはミニバンへ移ったか)、ヘビー層はランクルの牙城を崩せず、ってところなんだろうな。ちょっと前まで、売れに売れまくった二代目パジェロをよく見かけたもんだけど… それとパジェロミニ

*1:本格派は前後リジッドじゃい!っていう突っ込みは無しね