生キャラメルのこと

生キャラメルを一日三食食べるという未来が考えられないこと、そして、物珍しさによる新規需要が一巡すると、ピークを過ぎたプラトーに達するであろうことは、まあ、誰も予見できることだ。で、ピークに併せて雇用した従業員が、臨時雇用だったのか、パーマネントと称して雇っていたのか、そこが、ちょっと気になる。
 2chのスレでコメントされていた(のが、まとめサイトに掲載されていた)のは、2008年とか2009年とか、ものすごいピーク収益が出て、普通にやると出た分は税金で持っていかれてしまうので、超過利益(なにそれ)を都会でのショップ開店にあてて、利益を相殺、プロモーションとする計画ではないか、というもの。でまあ、ものすごいプロモーションを掛けて定着させ、「白い恋人」のように、定番商品にさせたいのではないか、と。日本の税制だと、「これは一時的なヒット商品で、ブームが去ったら売れ行きが落ちます。だから、利益に税金を掛けないで」と言っても税務署は許してくれそうにないからな。
 イマになって思えば、生キャラメルを労働集約的に手作り(TVで見ると、本当に手作り)していたのは、撤退戦略が頭にあったのかな。東京などに出店するからといって、ピーク需要に合わせて工場を作って、なんてやっていたら、それこそ、まとめて倒産の危機が。


そしてやっと当てた生キャラメル。

決して義剛さんの花畑牧場のがオリジナルでも、特に優れているわけでもないのは百も承知。そして誰にでも手作りできるもの。

だからこそ取った売り逃げの戦略。行けるところまで行って、見切ったところで即撤収。至極当然のことだし、この事態も想定のことだろう。

http://d.hatena.ne.jp/RRD/20091121/1258733898

結果的には短期間に終わったとはいえ、300人以上もの雇用を創出

http://d.hatena.ne.jp/RRD/20091121/1258733898

 結果的なのか、想定内なのか、そこが気になる。まあ、ゼロか100か、じゃなくて蓋然性の問題だけど。