システム化について

軍隊の持つ、あの高度な「システム化」こそが、マニュアル化の「簡便性」と「効率の良さ」を証明するものだ。(その代償として「個別要素の使い捨て」が基本になるのだが・・・)

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 こう、修行を経た、剣豪100人を、よく統率された軍人100人が楯を隙間なく構え槍を並べて倒れても隊列を整え、集団で打ち倒すのが軍隊というか。
 もっというと、塹壕を掘り、小銃を並べて、突進する剣豪を打ち倒す。まあ、いろいろ修行すると、剣豪はカタナ二本で剣豪ビームとか剣豪バリアが使えるので、機関銃にも無敵になるのだが。マニュアル化、システム化の代償は、「個別要素の使い捨て」かもしれないが、それを持たない剣豪は、鉄条網と塹壕と機関銃と小銃に、二刀流で立ち向かうような目に会うっぽい*1。ここで重要なのは、兵隊が個別に判断して、「じゃ、逃げようか」とやると、逃げた兵隊達が担当していた戦線から敵が侵入し、小銃兵は塹壕を歩いてきた剣豪に切り殺され、重機関銃兵も、砲兵も、個別に撃破される。なので、進めと言ったら進み、停まれと言ったら停まる。死ねと言ったら死ぬ。そういう兵隊が要求され、それが部隊全体のためになる、とされる。だから、敵前逃亡は死刑とされる。

多くの国の軍隊では、上官が戦闘中に敵前逃亡した部下をその場で射殺する行為を、部隊の規律と秩序を維持するために認めている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%B5%E5%89%8D%E9%80%83%E4%BA%A1

日本軍の事例

第二次大戦末期の日本軍ではビルマ戦線での木村兵太郎大将の逃亡劇(芸者連れで逃亡中に大将に昇進)を筆頭に、フィリピン戦線での富永恭次中将による指揮下部隊を置き去りにしての敵前逃亡(ウィスキーと芸者連れで逃亡の後温泉療養)や、インパール作戦での牟田口廉也中将による作戦指揮を放棄しての戦域離脱(誰がどう見ても敵前逃亡だったが本人は死ぬまで「後方確保の為の行動」として逃亡の事実を認めなかった)など高級将校による敵前逃亡が比較的多く発生したが一般兵士への処分の過酷さに比して緩い処分(不問、若しくは左遷等で軍法会議になった事案は殆ど無い)であった。

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他にも太平洋戦争においては数々の島嶼戦が行われたが、その中で民間人等が敵占領地側から離脱してきたものをスパイとみなしたり、敵前逃亡者としてその場で日本軍兵士が処刑するなどの残虐行為が行われたとの証言もある[1]。

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アメリカの事例

第一次世界大戦から2007年現在まででアメリカ軍で敵前逃亡による罪で銃殺刑になったのはエドワード・スロヴィク一人しか居ない。 アメリカ軍では懲役刑や配置換えなどで対処される場合が大半であり、実際に銃殺刑の判決を受けても減刑されている。

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ソビエト軍の事例

第二次世界大戦中には「木に吊るす」という慣用句が出来たほどに頻繁に現地での絞首刑が行われた。

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スターリングラードの戦いでは、この命令により1万4千人余りの兵士が自軍に銃殺された。実に一個師団分の兵士が丸々味方によって殺されたことを意味する。

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いや、秩序って大事だねw

*1:100円寿司に立ち向かう中級店みたいなものかな http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51497923.html