35人を狙え

 あかほり先生は、今のラノベ業界を、40人中5人しかないパイに、新しい出版社がどんどん参入して、少ない読者を取り合っている状態だと断じています。確かに、それは見るからに不健康な市場ですよね。狙うならほかの35人を狙えよ、という先生の主張は、極めて高い説得力を持っているように思われます。

http://ralf-halfmoon.jugem.jp/?eid=426

35人の一般層に当たると大きいが、実際は5人のヘビーユーザーに何回も買わせる戦略を取る事例は多そう。


 外食屋を始めるとき、35人を狙うといえば、やはりハンバーガーショップかな。一時期は、マクドナルドのほか、ドムドム森永ラブロッテリアファーストキッチンなど、「マスマーケット」向けショップが出現したけど、今ではごらんの有様。ニッチマーケット向けハンバーガーショップ(モス、フレッシュネス)など成功例もあるけど。
 その点、マニア向けラーメン屋なら、当てることも不可能ではない。個人が日高屋を目指して成功しないと決まったわけではないけど。すると、醤油ラーメン、トンコツラーメンなんて食べ飽きた人向けに、つけめんを謳って開店したりするわけだ。超こってりでモヤシ山盛りとか。