てっちゃんとぼく

御多分に漏れず、小室哲哉のプロデュースする音楽は大好きだった。
なんていうか、芳醇なワインwとか年代を経たウイスキーwwというより、工業用アルコールのような透明なスピリッツに、シロップを加えたカクテルのような美味しさだ。
そのへん、自分で最初から「KEIKOは、声が高いから選んだ」と言ってたような。
で、高い声の歌手に、なんか歌わせて、それを蒸留器に掛けて不純物を抜き、スタジオでシロップを加えてマーケットで売り出す。次々に目新しいフレーバーを出して、みんな大喜び。
原酒の味を知る機会というのは中々無いけど、紅白歌合戦で聞いた、華原朋美の歌は凄かった。NHK、イジメだよなぁ。
そんなわけで、次々に新しい味を出して売っていたけど、イギリス製シロップがネタ切れになったのか、TKDは退屈だったし、Relationを出す頃には、楽曲に対する世間の関心は薄れ、「小室プロデュース」という言葉だけが独り歩きするようになっていた。globeは新曲を出さなくなり、過去のベスト、リミックスばかりが並び、購入を控えるようになった。


http://b.hatena.ne.jp/letatlin/20081106#bookmark-10712429