オタク世代論

はてなダイアリーなどを巡回しているせいか最近またオタク文化論や世代論を目にするんだけど、関東(含む都会)在住系の論者が陥りやすいのが(気付かないのかわざとスルーしているのか知らんけど)当時の地域格差を無視することが多いということ。

http://mgkiller.txt-nifty.com/mgkiller/2008/01/post_5b0f.html

…ということなので”リアルタイムに観た”作品で世代を分けたりするのはあまり意味が無い。特に昔になればなるほど地方出身でクリエイターを切望しながら上京して今現役で活躍している人たちには違和感があるんじゃないかと思うなあ。


http://d.hatena.ne.jp/REV/20080122/p1
これのことかな。
「○○年生まれは、こういうタイトルを観た「筈」なので、こういう気質の「筈」」
と言うつもりではなくて、
「○○年生まれが、中高生の際にリアルタイムで見た可能性のあるタイトルはこのへん」
という可能性を列挙した。


タイムマシンでも無ければ、未放映の作品は観られないけれど、興味がなくてリアルタイムでは観賞しなかった、放映されなかったので観賞しなかった、という人間は多いと思う。ただ、「代表的なオタクの気質が変わっているのではないか?」という命題に答えるためには、規模として大きい、大都市圏で代表するのが便利かなと思う。個人的には、○○年、という、一時点を持って、気質に大きな違いがあるとは思えないのだけど。


参考:
オタクの地方格差
http://homepage2.nifty.com/rhino40/extra-data/extra/localrank2006.htm


同人の流行年表
http://grev.g.hatena.ne.jp/keyword/Dojin_chronicle