うちの両親が「冬のソナタ」に夢中で何度も見直してるんだそうだが、あれはまあなんつーかシナリオライターとしてその強引な展開はどうなのといいたくなるような箇所はいっぱいある。しかし、その強引な展開が親父とおかんの心をつかんではいるわけだ。俺の書いたシナリオにああまであの二人の心をつかめるものがあるとは正直思えないぞ。エンタメの脚本を書く上で虚心に学ぶべきことは多いと思うのだ。
http://d.hatena.ne.jp/NaokiTakahashi/20080118#p1
ポジティブフィードバックがかかると、より大きく、より精緻に、よりリアルに、そしてより高価になる。
すると、車は巨大になり、OSは巨大になり、シナリオは巨大になり、戦艦は巨大になり、会社は巨大になり、恐竜は巨大になり、まあ、そうなる。
同じジャンル同士で戦うなら、より「優れた」ものが勝つからだ。
ただ、そうなると、辺境から、新しいものが勃興し、古いものを置き換えることが、たまにある。
新設計の小型車がヒットし、メインフレームはミニコンでオフコンでワークステーションでパソコンで、もしかするとASUSのアレのようになるかもしれない。大型化したRPGは一線を退き軽いゲームがヒットし、哺乳類はそれなりに繁栄している。初期、というほどでもないけれど、一時期のエロゲの、「冬のソナタ」のような強引な展開にもかかわらず、涙を流したことを思い出した。うぐぅ。