私家版SF10選は難しい。

 SOWがどうこう、というのはアレだけど、そういう括りで一番印象にのこるのがこれか。
 非モテ非コミュの主人公は、雪風たんと、JAMと戦うときだけ、充実感を得る。戦充ですね。
 で、「僕」がJAMと戦っているんじゃなくて、雪風たんと、JAMの戦いで、「僕」は要らない子なんじゃないかと不安になってくる。「僕」と雪風たんが、キャッキャウフフしながらJAMと戦っているんじゃなくて、雪風たんとJAMがキャッキャウフフなんじゃないかと。ラスト、被弾した「僕」が雪風たんと心中しようとする。けれど、雪風たんはそんな「僕」を見捨てる。「あたしには、あたしの人生と夢があるの。あんたになんかかまっていられないわ。あんたはあんたで生きてね。さようなら。」
 機械が意識を持つと、人間になりたかったり、人間になりたかったり、人間になりたかったりするわけだが、これは今でも斬新だと思う。

 猫と幼女は、ファンの夢でしょうか。

 ネットの海に意識はあるのでしょうか。

 なぜか好き。

  • 声の網

 大傑作だと思うんだけどなぁ。
 ネットの本質(未定義)が、キャッキャウフフにあるという作品。




入れないもの

  • ディック

 いくつかよんだけど、良く分からない。タイトルはショッキングで好きなんだけど。

 ノンフィクションが好き。


  • 地球へ

 小説でないのでジャンル外なのだけど。
 最後の選択が釈然としないので。