デアリングは高さ30メートルのサムスンレーダーにより1000以上の目標物を同時に追跡できる。この駆逐艦が配備される英国南端のポーツマス基地を中心に、約320キロ以内のあらゆる空港の航空機の離着陸状況の把握も可能だ。全長153メートルのこの駆逐艦はレーダーに探知されにくいステルス装備も備え、レーダーには非常に小さいボートのように映るという。
デアリングはさらに空中の12の目標物と同時に交戦でき、ハープーンやトマホークなどのミサイルも搭載する予定だ。出発から70秒で29ノット(時速約53キロ)の速度に達し、制動距離はおよそ730メートル以内だ。英国軍将校はこの駆逐艦がテムズ川に停泊すれば、空からロンドンを狙うあらゆる攻撃にも独自で対処できると語ったと同紙は報じた。およそ10億ポンド(約2310億円)が投入されたこの駆逐艦は2009年から実戦に配備される予定だ。
レーダーがサムスン、指揮管理所のLCDパネルもサムスン、フラッシュメモリもHDDもサムスンなのだろうか。
あと、ロンドンの防空にイージス艦をテムズ川に浮かべる、という発想は無かった。
もののたとえなのだろうか。