図書館の話をすると、魚が集まる?

http://moderate.cocolog-nifty.com/hodoyoi/2007/01/post_3d5a.html

図書館の、いわゆる「民営化」が最近言われるわけだが、図書館は、もともと、「公共」のものとは言えなかった。王権によるもの、貴族によるもの、資産家によるもの、学者によるものであった。それが「公開」されることはあった。「民営」というより「私営」の図書館はこうして始まった。そして、そこには、やはり限界があり、「公共」の「市民」の図書館が誕生するのである。

 公共図書館は最近、殆ど利用した覚えが無く、公共でない図書館も、図書館が認証されている電子雑誌を使うことが多くなった。


 さて、引用内の文章について。
 市民一人一人が、「為政者」となって、運営に携わるのが民主主義の理想だろう。その為には、市民一人一人が、知識を有する必要があり、そのためのアーカイブとして図書館が有用、とは思う。
 ただ、自立した市民による国家運営という理想像は崩壊し、市民による共和制ローマから、貴族=大土地所有者と没落市民と奴隷からなる帝政ローマっぽくなってきているので、パンとサーカスだよな皆欲しがるのは。