本をスキャンする話

1日3,000冊で、10日分が滞留するので、平均30,000冊が本棚に。しかも毎日3,000冊の出し入れ、運搬。まるで、毎日引越ししてるようなもんだよ。

 昔、PC関係のカタログを展示会で貰ったことがある。分類してしまっておいた気もする。結局、カタログを紙にしろ、PDFにしろ、楽しみの為にローカルに保存する、という習慣は無くなっている。
 入手性の悪い、同人誌、18禁漫画に関しては、デジタルデータでの非正規流通が進んでいるらしい。ある日、秋葉原駅の通りを挟んだゲーセン地下の書店で、これはデータ持っているから買わなくていいよ、と大声で話す集団を目撃したことがある。せめて小声で話せよ。そういうことは、同人誌だけかと思ったら、文庫本をスキャンして、PDAで持ち歩く話も2chで見かけた。2chで議論しているときに、瞬時にアクセスできるわけだ。
 現在、デジタルの画像データを電波で流して、皆頑張ってローカルでエンコードしてHDDに格納し、デコードして視聴している。音楽は、エンコード済みのファイルのネット配信が普及している。数年後、PDFで絶版文庫が売られる時代になるのだろうか。それとも、全国の何十台かのスキャナーが、同じ文庫をスキャンしているのだろうか。