核武装について

 核武装には、運搬手段の開発配備なんかを含めて、GNPの5%くらいかかる、という話をみたことがある。1%と考えても、国家予算の一割くらいかかるかな。ともあれ、日本が海洋核実験なんてやったら世界のならず者国家の仲間入りかも。
http://www.cnfc.or.jp/j/proposal/asia97/imai.html

 日本エネルギー経済研究所の試算で、炭酸ガスの排出を制約すると、(ウランは量が不足、プルトニウムの増殖には時間がかかるから)21世紀に現在の水準のエネルギー消費は維持できないというものである。
 「緑の環境」だけで地球の文明は維持出来ず、新しい思考が必要であろう

再度付け加えると、世界には5種類の国が在る。

(1)アメリカ、ロシアという超核大国、
(2)中国、フランス、英国という一応NPTで核保有を認められているが、(1)に比べると二桁落ちる国、
(3)インド、イスラエルパキスタンという(非公式核保有の)いわゆる閾国、
(4)南ア、リビア、イラン、朝鮮民主主義人民共和国北朝鮮)などの「ならず者の国」、
(5)その他核を持たない国である。

21世紀の核文明について、これらの国の立場がそれぞれ違っていて当然である。

石油価格など、古いデーターもあるけれど、核軍備と、その廃棄には高いコストがかかることが記述されていて面白かった。