http://d.hatena.ne.jp/boxman/20060604#p1
「フラットキャラクター/ラウンドキャラクター」というのはイギリスの小説家E・M・フォスターが文芸理論書『小説の諸相(Aspects of the Novel)』のなかで提唱した概念で、フラットキャラクターとは小説中で平面的なある種の類型(Types)として描かれる人物像、ラウンドキャラクターとは立体的な劇中の事件に伴って内面的な変化を見せるような人物像である。
つまり、私の考えでは伊藤の「キャラ/キャラクター」分割は
シンボリズム フェティシズム
(意味) (図像)
フラットキャラクター キャラ
(内面)
といった3極を持ったモデルで理解したほうが妥当なのではないかと思う。--http://d.hatena.ne.jp/boxman/20060604#p1
その返答
しかし、たとえば「意味」と「図像」をきれいに二項対立させることについては、ぼくはあまり賛成できないのです。それはまさに「シンボル」と「イメージ」の二項対立に他ならず、それだけではとらえきれないのが「キャラ」という存在だと考えているからなのですね。テヅカイズで、インデックス/アイコン/シンボルと分けるパースの記号学を参照しなかったのも同じ理由によるものです。
アメコミファンについて
本ブログではアメコミファンが過激化してただの粘着になった光景を目の当たりにしたと思うので、不肖私がアメコミ勉強ついでに(増田氏の尻拭いかよ 笑)気にいったの、評判ほどにはよくなかったのを彼らに代ってここでバランスよく(ただのネタとして)ご紹介しよう--http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20060601#p1